コンサル志望なら必須!外資系転職を検討しているなら知っておきたい「玉手箱」を解説
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外資系企業への転職を検討しているなら、まずは転職エージェントに登録して相談してみるのをおすすめします。
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目次
問題点を見抜き、早期解決に向けた提案をするのがコンサルティング業務の真髄であり、また世の中を見渡してみると「イケメンCEO」、「エリート評論家」、「話題のジャーナリスト」という枕詞のつく人に共通して多い経歴がコンサル出身。
憧れる人が多いのも納得です。そんな憧れのコンサル業界への転職志望なら「玉手箱」など朝飯前でなくてはなりません。本記事では、その「玉手箱」について解説します。
「玉手箱」って聞いたことありますか?
これまで新卒採用の際にコンサルティング会社を志望したことのない方であれば、「玉手箱」という言葉そのもの初めて聞いたかもしれません。
玉手箱とは、GABやCABテストを実施している日本SHL社が作成し実施しているWEBテストです。
CAB・GABの説明と対策はこちらから確認いただけます。
アクセンチュアを始めとしたコンサルティング業界・金融業界の採用試験では特に重要視されており、採用試験の第一関門としても知られています。
テストは「言語」「計数」「英語」「パーソナリティ」の4項目から構成されており、対策なしに受験するのはNGであるとも言えます。
また、適性検査SPIについてはこちらから確認いただけます。
筆記テストとはどう違うの?
これまでにも、さまざまな企業で採用試験の一環として「国語」「数学」「英語」「一般常識」「性格診断」といった内容が含まれた筆記試験を導入してきました。
比較的十分な時間を与えられて回答していくことができた従来の筆記試験に比べ、玉手箱は次のような特徴があります。
1問にかけられる時間が短い
玉手箱では、短時間で問題の意味を理解し、すぐさま答えを出せるか否かが重要視されているのが特徴的です。
問題形式ごとに1種類しか出題されない
従来の筆記試験では、計算問題や文章問題、図表の読み取り問題が複数ずつ出題されてきました、玉手箱では、形式ごとに1種類しか出題されません。例として、図表からの読み取りであれば29問同じ図表から出題されます。
高得点を取ることに意味がある
じっくりと読み解いて正解数を上げることを目的とした試験ではなく、いかに俊敏に正しい答えを導き出す冷静さや正確さを持ち合わせているかを試すため事前に対策をしておき、高得点を狙う必要があります。
「玉手箱」が実施される外資系企業とは
ここまで説明したとおり、玉手箱においてはじっくりと時間をかけて丁寧に答えを導き出すことが目的ではないことがおわかりいただけたと思います。
また、その玉手箱を採用試験に導入するのは、入社以降玉手箱を解くのに必要とされる素養が日々の業務でも必要であるから、と理解できるはずです。
それでは実際にどのような外資系企業が過去に玉手箱を採用試験に導入してきたかご紹介しましょう。
- アクセンチュア
- PwCコンサルティング・PwCアドバイザリー
- バンクオブアメリカ・メリルリンチ
- J.P.モルガン
- ドイツ銀行
- シティグループ
- 日本ロレアル
- ファイザー
どれも名だたる企業ばかりですね。コンサルティング業界・金融業界で多く導入されていることがわかります。
「玉手箱」を採用に取り入れる理由とは?
「玉手箱」の問題は決してどれも難しくて歯が立たないといったものばかりではありません。比較的簡単で解きやすいものから、少しひねった問題まで出題されます。
それは、そういった問題を限られた短い時間の中でテンポよくこなし、焦らず冷静に対処していくことができる人物であるかどうかを見る試験だからです。また、玉手箱で高得点を取るには事前の対策が不可欠です。
玉手箱が出題されるとわかっている以上、試験前にきちんと対策を打つほど志望度が高い人物から採用を決めたいと思うのが採用担当者の本音です。
何事にも真摯に準備をして良い結果を出すための努力ができる人物は、日々の業務においても同じような行動を取るであろうと想像できるからです。
転職だからこそ見せたい底力
社会人で日々業務に忙殺されていた方からすると、「今更また試験勉強か…」と思われるかもしれません。しかし、これまでの業務で常に冷静さを欠かさず、1つ1つ問題を解決してきた経験は当然玉手箱の対策でも役立ちます。
日々の仕事をしながら転職活動をしていらっしゃる方にとっては、それに加えて試験対策のために時間を割くのは至難の業だと思います。
しかし、新卒採用ではなく、転職だからこその落ち着きと経験値を味方につけて、当然のごとく玉手箱も高得点を取れるようにしましょう。時間がないからこそ、高得点を取れるだけの準備をしてきたことに意義があるのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。この記事を読んで、すぐに立ち上がり「今日から玉手箱の対策をしよう!」と思った方はすでに転職成功の第一歩を踏んでいると言えます。
それくらい、玉手箱は事前の対策が欠かせないジャンルの試験ですし、その努力ができない方は入社してもその業務のスピード感についてはいけなくなるでしょう。まずは書店で対策本を手にとって見ることから始めてみませんか。