外資系企業は面接重視!人事や面接担当者が見ている面接のポイントと対策3選
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目次
憧れの外資系企業へ転職したいと思い奮闘中の方は少なくないと思います。現在日本企業に勤務している方も、すでに外資系企業での就業経験がある方も、一番心配なのは面接ではないでしょうか。
この記事では、そんな面接重視で採用活動をする外資系企業への転職を希望する方々に向けて、おさえておくべき面接対策をご紹介します。
どんな企業も必ず面接を実施する理由
ペーパーレスや、時間短縮、効率重視が進んだ昨今、これまで採用活動で通常行われてきた工程が大幅にカットされている傾向にあります。
たとえば、これまでは紙に手書き、もしくはプリントアウトして持参することも多かった履歴書も、PDF形式でのアップロードや、メール添付で対応する企業も多くなりました。
また最近では、業界によってはスカイプやスマホを経由したウェブ面接を多用して、移動時間や交通費を無駄に使わず採用企業にも受験者にもメリットの多い面接を行う企業も出てきました。
これまで当たり前に行われてきた工程が様変わり、もしくは大幅にカットされても、画面を通じてだとしても対面で行われる「面接」という工程だけはなくならないのはなぜでしょうか。それは、面接以外ではわかりえない人物像が浮き彫りになるからです。
面接が苦手な人には理由がある
なぜ大抵の企業が採用の際に面接を実施するのかがわかったところで、「それでも面接がなかったら転職に前向きになれるのに…」と思われる方向けになぜ面接が苦手なのかを認識する必要があるかもお伝えします。
ずばり、面接が苦手だとおっしゃる方には理由があり、以下のような理由であることが多いのです。
面接と言われると緊張してしまう
面接すると聞いただけで緊張してしまうという方もきっといらっしゃることでしょう。
特に、プレゼンテーションなどを頻繁に行うような業務ポジションにいた方ではなく、比較的オフィス内で集中して作業することをメインにしてきた方に多いのではないでしょうか。
面接で自分をどうアピールしたらいいかわからない
外資系企業に転職するためには、効果的に自分を魅力的に見せられるような面接ができなくてはいけないとわかってはいながらも、どのような方法で自分自身をアピールしたらいいかわからないという方もよくいらっしゃいます。
これまで携わってきた業務についてだけではなく、あなた自身の人柄についても効果的に伝えなくてはいけないというポイントがプレッシャーになってしまうのでしょうか。
これまでに面接で大失敗した経験がある
面接そのものが苦手という方の中には、これまでの経験がトラウマになってしまっている方もいらっしゃいます。
良い雰囲気で面接を終えることができたにも関わらず不採用の通知を度々受け取ってしまったり、面接でたじたじになることを言われてしまったり…面接の数だけ失敗があって当たり前ではあるものの、やはり自身を失ってしまいますよね。
面接では何を見ているのか?
どんなに採用過程を簡素化しようとしても欠かすことの絶対にできないのが面接です。では実際に、面接でしか判断できないものとは何なのでしょうか。
採用面接を行うのが採用担当者(企業の採用を担当している部署の人間)であれば、日々さまざまなスペックや個性を持った人物に会っているので面接だけ表現上こなしてしまおうというような人物はすぐに見破られます。
そこで、自分なりの面接準備ではカバーできない、採用担当者が面接で見ているポイントを解説します。
その1:現状のスキル確認
履歴書や職務経歴書に虚偽の事実を書いて提出することは言語道断ですが、往々にして誰しもが履歴書や職務経歴書には少し現状よりも背伸びして書くものです。
人事の採用担当者もそれは十分承知の上で履歴書や職務経歴書を見ています。
しかし、採用担当者が特に気になるスキルや現状の専門知識のレベルについては、履歴書の内容だけでは十分に把握できません。
そこで、実際の面接でこれまで関わってきたプロジェクトでの携わり方やトラブル回避の方法などを具体的に聞き、履歴書や職務経歴書と現実のスキルが大きく乖離していないことを確認します。
これまで本当に記載したようなプロジェクトに関与してきたのであれば、どのような質問が来てもただ事実を話せばよいだけですが、
あまりにも事実とかけ離れたようなスキル、もしくはほとんど関わってこなかったプロジェクトについて記載してしまっていると、面接でそれが露呈します。
その2:どのような人物であるか
仕事をしていく上で、専門的な知識や経験、スキルは当然大切な要素となります。しかし、企業に務める以上、一人きりですべてが終始する業務はまずありません。だからこそ、その人となりを知った上で採用することがとても重要となるのです。
一部の業界や業務を除けば、基本的にはチームワークを伴うことが大半ですし、企業に務める上で協調性があることは欠かせません。
面接の中で、自分の意見だけを通そうとする姿勢が垣間見えたり、周囲との調和を大切にしようとしない姿勢が感じられたら、現状の社員とのバランスを考えた上で不採用となります。
また、部下を持って牽引していくポジションであった場合には、業務を遂行するだけでなくチームのメンバーの状態をきちんと把握することの重要性を理解しているか、育成する気持ちがあるかも大切になります。
日本企業でも外資系企業でも、上下関係にばかりこだわり媚びへつらうような姿勢が評価されるわけではありませんが、あまりにも人間関係上のマナーやルールを守らない人も同様に採用の対象外となります。
これはあくまで補足ですが、話し方やリアクションのとり方が大げさすぎる、個性的すぎるといった理由で不採用となる場合もあります。
程よい個性は企業において新しい雰囲気を運び入れるのでポジティブに捉えられますが、クセの強すぎるキャラクターは既存社員との摩擦を増やすと判断されても仕方ないのです。
本番前に必ずしておくべき面接対策
それでは、これまでに解説したポイントをおさえるために、面接前にしておくべき対策をご紹介します。これらを事前に知っておき、自信を持って面接に臨めるようにしましょう。
1.明確な志望動機の準備
転職を希望している以上、なぜ新しい環境での就業を希望しているのか明確に答えられるようにしておきましょう。
基本的には前向きな内容のみを話し、自分に伸びしろと努力する意欲があることを表現した上で簡潔に志望動機を伝えると印象が良いです。
2.どのような人がこれまで採用されているかを知っておく
先に説明したように、企業で勤めるには実力も大切ですが人柄もとても大事です。これまで転職ではどのような人が採用されているのかを転職エージェントの担当者に確認しておき、その傾向を把握した上で自分の面接に臨みましょう。
人柄が良い、というだけではなく、具体的に柔らかな物腰の人物が好まれる企業もあれば、クールで現実主義な人が好まれる場合もあるからです。
3.自分の印象の長所・短所を確認する
転職エージェントの担当者に、自分が醸し出す印象を聞いてみましょう。「少し気が強そう」「気が弱くて押しが弱そう」などといった印象がポジティブに働くのかネガティブに働くのか、担当者の意見を得ながら調整していくことで合格に近づくことができます。
相手にどう見られているかをつかもう
日本企業よりも、外資系企業の方が「パッと見の印象」を重視する傾向にあります。必ずしもパッと目を引く美男美女である必要があるわけではなく、一瞬にして与える印象というものが実際の人物像にかなり近いと考えられているからです。
外資系企業への転職を希望する場合、少し大げさではありますが面接をオーディションのように捉えておくと良いかもしれません。
自分のベストな状態を面接官に見てもらい、どのようにして企業に良い影響を与えられる人物かを巧みに伝え、望むポジションを掴む、というための機会であると考えましょう。
そのためにも、自分が持っている雰囲気や第一印象をきちんと把握し、服装や表情で調整する、もしくはカバーできるようなトークを用意するなどしておくと良いでしょう。
業界ごとの求める人物像
面接でどのように自分を魅せるかが重要となるということは十分におわかりいただけたのではないかと思います。自分をより企業にとって魅力的に魅せるための方法と合わせて、各業界が「この人、魅力的!」と思うような特徴と人物像をご紹介します。すでに転職したい業界・業種がはっきりと決まっている方は、その特徴や人物像を意識して面接に望むと効果的でしょう。
外資系コンサルティング企業志望の場合
外資系コンサルティング企業に転職を希望している場合、どのような人物像を採用担当者に対して表現すればプラスポイントとなるでしょうか。まずは以下のポイントに着目しましょう。
- クレバーな意見が出る雰囲気を持っているか
- 問題意識を持って行動する意思を感じさせるか
- 社会のトレンドなどに敏感であると感じるか
- 話し方に積極性や信憑性を感じるか
- 人を納得させるようなエビデンスを引き出して話すことができるか
マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ、アクセンチュアやA.T.カーニーといった一流の外資系コンサルティング企業でコンサルタントとして仕事をしたいと思った場合、これらの要素をすべて持っていることが強みとなります。
ソリューション提案をする仕事柄、さまざまなことに対して鋭い意見を持つことができ、またその問題点を速やかに解決するためのアイディアを持っていることは当然ながらそういったことが可能であると感じさせるオーラが不可欠です。
外資系金融機関脂肪の場合
ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、J.P.モルガンやUBSといった外資系金融機関はいつも時代も優秀な人材の中のトップ層を採用し続けています。
そして入社したあとも激しく厳しい競争の中でビジネスをしていく必要があることから、下記のようなプラスポイントを持っていることが強みとなります。
- 体力があることを証明するなにか
- 数字を用いた根拠に強い
- 営業もデータを扱う業務もできるオールマイティさ
- 英語だけでなく正しい日本語を使うことができる
- 自分で自分をケアするモチベーションを持っている
- 目線が高いこと
外資系金融機関に勤める以上、タフさを嘆きそうな雰囲気を持っていることは最大のウィークポイントとなります。
体力があり、精神的にもタフであることを証明できるような経験(たとえば体育会系部活の経験、タフなタイミングでの業務経験など)を持っていることは強みと言えるでしょう。
外資系企業のイメージとして英語ができることがマストである、というものがありますが、一流のビジネスマンである上では同時に日本語も正確に操ることができるとストロングポイントになります。
日々ストレスフルな職場でどのようにリフレッシュできるか、その環境下で成長機会をものにできるかという意識を持っていることもプラスポイントであることは言うまでもありません。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
外資系企業への転職をただの憧れで終わらせてしまうか、現実のものにするかはあなた次第です。転職エージェントは、そんなあなたをサポートして転職成功に導いてくれるパートナーですので、何か困ったときには自分だけで考えず、まず相談してみましょう。
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