外資系企業に転職ならMBAは必須!?聞くに聞けない採用担当者の本音を徹底解説
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外資系有名企業役員のプロフィールで、「○○株式会社に△年勤務。19△△年に渡米しMBAを取得後、○○コンサルティング・カンパニーのパートナーとして勤務。」といった経歴を目にすることがありますよね。
日系企業から栄えある外資系企業に転職している人の経歴には「MBA」という経験が散見される傾向にあります。今回の記事では、気になる外資系企業に転職する上でMBA経験の有無がどのような違いを生むか解説します。
MBAを知っていますか?
そもそも、MBAとは何だかご存知でしょうか。これまでにMBA留学を検討したことのある方であればある程度ご存知かと思いますが、その経験のない方に向けて、MBAとは何かをご説明します。
MBAとは
MBAとはMaster of Business Administrationを略した言葉です。日本においては「経営学修士号」もしくは「経営管理修士号」と呼ばれており、経営学の大学院修士課程を修了することで授与される学位です。
MBAを国家資格や業務独占資格の一種と思っている方もいらっしゃいますが、MBAは「学位」であることを覚えておきましょう。
MBAは一般的に「ビジネススクール」と呼ばれる大学院で取得することとなり、主に社会人を対象としています。アメリカにあるウォートン・スクールが1908年に世界で初めてビジネススクールを開講し現在のMBA課程を作ったと言われています。
MBAの目的とは
大学を卒業しており、社会人経験の中でビジネスに必要な知識を得た方にとって、MBA取得の目的はどのようなものだと思いますか?
MBAプログラムは、経営者や経営をサポートする立場に置かれた人物が、短期間のうちに経営の重要な要素であるヒト・モノ・カネの知識を習得し、ビジネスパーソンとして十分に活躍できるように育成することを目的とされています。
経営の中でも、時代に沿ってITやその他テクノロジーを加えて習得することのできるビジネススクールも多々存在します。
どのような年齢層の人が多いの?
MBA取得に励んでいる人の平均年齢はどの程度か想像がつきますか?平均年齢としては、海外においては20代後半、日本においては30代後半の人が多い傾向にあります。
日本人でMBAを取得する方は、新卒入社した企業、もしくはその次の企業で複数年勤務を経験した後にMBA留学に備えた準備を経て海外のMBAコースに進学することが多いようです。
外資系に転職するならMBAは必須って本当?
外資系企業に好条件(高収入・高職位)で勤務するためには、MBAが必須条件であるという噂を耳にしたことがある方にいらっしゃることでしょう。実際に、外資系企業に勤めるためにはMBAが必須なのでしょうか。
結論からいうと、「自分がどのような職位を目指して外資系企業に転職したいか」によるというのが答えかと思います。MBAを取得したからと言って、必ずしも希望の職位に希望の年収で就職できるわけではありませんが、統計データによると、収入アップは実現している傾向にあるようです。
MBAを取得し、リーダーシップを図りながら経営に携わる職位に就きたいと思っているのなら、MBA取得はプラスに働くことでしょう。
しかしながら、スペシャリストとして勤務をしたいと考えているのであれば、MBA取得に伴う費用・時間が必ずしも報われないかもしれません。ただし、MBAを「取っても取らなくても大差ない、ただの学位」と侮ってはいけません。
MBA取得を目的として世界中から集まった同級生と過ごす日々、その経験から身につけることのできるグローバル感覚、そして高いスタンダードを持ってMBAコースに参加している学生からの刺激は、日常の勤務の中では培うことが絶対にできません。
またその期間に知り合うことのできたMBA仲間との人脈も非常に価値が高いと言えます。
そのようなバックグラウンドを手に入れる、という意味ではMBAはとても有意義かつ価値のある学位です。そのような経験と知識、学位を持っているという根拠は転職においても間違いなくプラスになります。
MBA保有していないなら…
すでにMBAを取得して日本に帰国し、転職活動を行っている方であれば、積極的に自分がMBAを通じて学んだことを棚卸しして転職活動に励みましょう。
MBAコースを修了した大学院にもさまざまな求人募集が来ていることが一般的なので、その中で自分の希望にあったものを探してみるのもひとつです。
せっかく自分のキャリア人生の中の数年をMBAに当てて取得したのですから、それに見合った業務や収入を得られる企業とのご縁を探すようにしましょう。
MBAを取りに行くなら…
まだMBAは取得していなく、外資系企業に転職するためにMBAを取得しようと考えている場合には、まず外資系企業において何をしたいのかを考えるようにしましょう。
経営者の立場で企業を見る仕事がしたいのか、もしくは現場レベルで職務を遂行していきたいのかによって、その選択肢は変わってくることを先程ご説明しました。
また、MBAを取得する場所として海外を選ぶのか、もしくは日本国内の大学院で取得するのかについてもよく考えましょう。MBAを取得している間は一般的に収入がなくなりますので、ご自身の経済状況とも相談してみることが大切となります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
外資系企業に転職するためにMBAが絶対に必要か、という点に関しては「そうではない」ということがおわかりいただけたかと思います。
しかしながら、MBAを取得することで得られる経験や知識は、比べ物にならないということも同時にご理解いただけたと思います。今後ご自身が目指していく方向性を改めて考えながら、転職活動にむけて準備してみてくださいね!