すぐにクビもありうる!?外資系企業に転職するなら知っておきたい「試用期間」のこと
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突然ですが、今お勤めの会社に入った際「試用期間」はありましたか?日系企業にしか勤務したことのない方にとっては「試用期間なんて、アルバイトじゃないんだから…」と思われる言葉かもしれません。
しかしながら外資系企業に転職を考えているのであればこの試用期間をきちんと理解しておく必要があります。この記事では外資系企業においては当たり前に存在する「試用期間」について解説していきます。
外資系企業における試用期間とは
外資系企業において、試用期間は“Probation”、もしくは”Probationary period”と呼び、企業と社員(被雇用者)の間でマッチングをする期間を指します。
実は、日系企業においてもこの試用期間は存在しますが、その期間を経たあとには当然のごとく雇用状態が継続されるためあまり意識したことのある方がいらっしゃらないのです。
日系企業の設ける試用期間が一般的に3ヶ月であるのに対し、外資系(とひとくちにいっても企業にもよりますが)企業における試用期間はたいてい6ヶ月間であることが多いです。
日系企業においては、あくまで企業と社員とのマッチングを行うことを目的として試用期間を設けますが、外資系企業においてはその捉え方や意味合いに大きな違いがあります。
外資系企業で「試用期間」で見られること
6ヶ月間も設けられる試用期間では、どのようなことが見られているのか気になりますよね。
日系企業では3ヶ月間で終了するのに対し2倍もの期間を設けるのですから、見ているポイントをきちんと把握して過ごすべきと言えるでしょう。試用期間にチェックされるポイントをご紹介します。
どれだけ結果を出せる人物か
すでにご存知の方が多いであろうことですが、外資系企業は徹底的な「結果主義」です。
日系企業の試用期間では「遅刻しない、企業に対して誠実である」といった人間性や人物像をチェックする一方、外資系企業ではあくまで社員にした場合に企業がどのような結果を得ることが出来るかというシビアなポイントを見ているのです。
「6ヶ月間という期間を与えるので、どれだけの成果を出せるのか見せてください。それによって、社員として迎え入れるかを決めます。」
外資系企業にとっての試用期間とは、つまりこのことを指しているのです。
どのように結果を出す人物なのか
6ヶ月間という限られた期間の中で、どれだけの結果を生み出すことが出来るかを見られているということはおわかりいただけたかと思います。
試用期間ではそれに加え、あなたがその成果をどのようにして出すかということにも注目されます。効率や成果に対する姿勢などもこの期間に見られているといって間違いありません。
「試用期間」のこわいところ
「徹底的な成果主義の現場で、6ヶ月間という猶予を与えられて精一杯の成果を出す」という試練を乗り越えた人物こそが、その企業で生き残る能力のある人物と判断されてしまうということはおわかりいただけたでしょう。そんな試用期間のこわいところはそのタスクが課せられるという点ではありません。
6ヶ月間という猶予の中で、与えられたタスクを達成できなかった場合にはどのような展開になると思いますか?
採用担当者が、その状況を判断して「それでも本採用したい!」と思う要素がなければ、あえなく不採用(クビ)となりうるのが試用期間のこわいところです。
せっかくの転職活動を乗り越えて合格がもらえても、試用期間で企業が求めるような結果を出すことができなければ、ご縁はなかったということになり振り出しに戻るのです。
「試用期間」に気をつけておきたいこと
試用期間にどのようなポイントが重要視されているかがわかれば、いかに外資系企業が本当に結果主義であるかをご理解いただけたかと思います。
6ヶ月間の試用期間に与えられるタスクの内容やきつさは企業によると思いますが、何よりも大切なのはその与えられたタスクを達成するためにどれだけ努力できるかという、仕事に対する姿勢です。
外資系企業は結果主義ですが、結果さえ出せればどのような人物でもかまわないというわけではありません。外資系企業において必要とされるには、結果は必ず出すという強い意志を持った上で、そのレベルよりもさらに高いレベルを目指すというような向上心が不可欠です。
「試用期間」の後、本採用につながるか心配な場合には…
「試用期間」を採用している企業に就職予定の場合、試用期間終了後に本当に採用してもらえるか心配になりますよね。外資系企業の場合、試用期間の勤務態度や成績を見て不適当と感じた際には容赦なく本採用見送りとなる場合もありますのでなおさらです。
常識の範疇で行動し、正社員として雇用してもらうにふさわしい社会人としての勤務態度であることを大前提に、もし試用期間が終わった後に本採用になるか心配な場合にしておくべきことを確認しておきましょう。
- 試用期間終了後にもつながるような業務を任されているか?
- 業務をともにしている同僚の入退社は激しくないか?
- 上司に直接自分の働き方について聞いてみる
上司や同僚の迷惑にならない範囲でできる限りのことをした上で、まだ心配がある場合には転職を手助けしてくれた転職エージェントに聞いてみましょう。
その職場でこれまで試用期間を修了して本採用につながらなかった人物はいるのか、もしいる場合にはどのような原因・理由でそうなったのかなどを知っておくと取るべきアクションを考える上でも役立つでしょう。
このとき、あまり真実を語りたがらないような素振りを感じたときには転職エージェントの担当者を変えてもらう、もしくは他の転職エージェントにあたってみるのも方法のひとつです。
良い転職エージェントであれば、試用期間を経てきちんと雇用されるまでフォローするつもりでいるはずですし、その段階で初めて転職エージェントの業務が完結したとも言えます。
もし直接上司や同僚に聞いてみて改善点を挙げてもらえた場合には、素直に聞き入れて採用につなげてもらえるような努力をしましょう。
外資系企業の場合、実績を出すことのできるスキルのみならずチームとして円滑に業務を進めていくためのコミュニケーションスキルも重要視されますので、試用期間のそのような態度も大いにプラスに捉えられるでしょう。
もし「試用期間」で本採用とならなかったら…
この記事を読んで、「試用期間」という契約状態の危うさに不安を感じている方は決して少なくないのではないでしょう。
アルバイトの試用期間のように、必ずいずれは採用されるものでしょう?とお考えであった方はなおさらです。
しかし、本当に「試用期間」の後に本採用とならなかった場合にはどうしたら良いのでしょうか。
あまり考えたくないことではありますが、外資系企業に勤務することを検討する限り、もしものケースについて考えておくことは常にマストとなります。
本採用とならなかった原因を探る
まずはなぜ本採用に至らなかったのかをしっかりと把握しましょう。
- あなたの採用を決定する人物に対して失礼な行為はなかったか?
- 本採用するには不安な人材と思われるような言動はなかったか?
- インタビューでアピールした強みと実際の勤務実績がかけ離れていなかったか?
自分の落ち度について一度よく考えることで、このような事態を繰り返さないような予防策を寝ることができます。
その原因は修正できるのか考える
最初の段階で本採用に至らなかった原因を見つけ出すことができたら、今後そのようなことが起きないようにする予防策はあるのかについても考えてみましょう。
- コミュニケーション方法を改める
- 不足している知識・スキルを身につける
- 社会人として足らない常識を身につける
原因が何かにもよりますが、このステップは不可欠であると言えます。
心機一転新たな環境に向けて動き出す
自分自身の落ち度についてはっきりとした原因を探り、解決策を知ることが何よりも大切なステップとなりますが、だからといっていつまでもくよくよとしていても何も始まりません。
本採用してくれなかった企業を恨むよりも前向きなアクションを取りましょう。
- 転職について考える
- 今磨けるスキルが何であるかを見つけ出す
- 転職活動に役立つ知識をみにつける
これらのステップを速やかに行った上で、転職エージェントに相談してみましょう。
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さいごに
いかがでしたでしょうか。
外資系企業は結果主義であるということは、外資系企業への転職を少しでも検討したことのある方であればご存知であったと思いますが、試用期間という部分まで詳細に知っていたという方は意外に少ないのではないでしょうか。
転職活動の先に、さらなる関門があると考えると少し気持ちが後ろ向きになってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、そのチャレンジをプラスに捉えられるくらいの意気込みがなければ外資系企業ではつとまりませんよ!