外資系アパレルブランドのパタンナーに転職するには? 仕事内容や待遇、求められるスキル、求人情報
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パタンナーへの転職を検討しているなら、まずは転職エージェントに登録して相談してみるのをおすすめします。
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目次
外資系アパレルブランド人気の好影響を受け、パタンナー採用の需要も高まっています。
しかし、パタンナーのような技術職には高いレベルのスキル・経験・語学力などが求められ、選考は厳しい傾向にあるため、転職活動の手順・流れを確認しておく必要があります。
この記事では、外資系アパレルブランドのパタンナーに転職する方法や、あると有利な資格、仕事内容・待遇、求められるスキルについて解説します。
外資系アパレルブランドの人気企業
まずは、外資系アパレルブランドのうち、特に衣類をメインに扱っている人気企業を確認していきましょう。
バーバリー・ジャパン株式会社
バーバリー・ジャパン株式会社は、イギリスの高級ファッションブランドであるバーバリーの日本法人であり外資系企業です。洗練されたデザインと品質を誇り、グローバルでのブランド価値を高める戦略を展開しています。
株式会社モンクレールジャパン
株式会社モンクレールジャパンは、フランス発祥の高級ダウンジャケットブランドであるモンクレールの、日本での展開を行っている外資系企業です。ラグジュアリーで機能的な製品を展開し、顧客への高品質なサービスを提供しています。
ヒューゴボスジャパン株式会社
ヒューゴボスジャパン株式会社は、ドイツの高級メンズウェアブランドであるヒューゴボスの日本法人です。伝統的な服づくりの技術と最新のファッショントレンドを融合した製品を提供し、グローバル展開を進めています。
株式会社ジルサンダージャパン
株式会社ジルサンダージャパンは、イタリアを拠点とする高級ファッションブランドであるジルサンダーを日本国内で展開する外資系アパレルブランドです。シンプルでミニマルなデザインを特徴とし、上質な素材を使用した高品質な製品を提供しています。
外資系アパレルブランドのパタンナーに転職するには?
外資系アパレルブランドのパタンナーへの転職の流れは、「求人情報の収集→履歴書・職務経歴書の作成→面接・選考」の形式が一般的です。
求人情報は、企業のWebサイト・転職サイト・転職エージェントの紹介などから探せます。
外資系アパレルブランドの場合、海外出張や転勤の可能性もあるため、その点についても確認しておくと良いでしょう。
中途採用でも転職できる?
外資系アパレルブランドのパタンナーの仕事は、中途採用で転職することは十分可能です。
ただし、スキルや経験・語学力などが高いレベルで求められるため、選考は厳しい傾向にあることも事実です。
一般的には、アパレルメーカーでのパタンナー経験やCADソフトの操作経験のほか、海外取引先との仕事経験や、英語力なども求められる場合があります。
企業によって求められる条件は異なるため、自分のスキルや経験に適した求人情報を見つけることが転職活動の第一関門となります。
パタンナー就職・転職に有利になる資格
パタンナー就職・転職では、縫製技術やソフト操作に関する次のような資格が有効です。
- 婦人子供服製造技能士・紳士服製造技能士:服飾に関する国家資格
- 服飾士(旧:服飾インストラクター):ファッション・アパレルの基礎を身に付ける資格
- パターンメーキング技術検定:パターン技術を習得するための資格
- CAD利用技術者検定:CADでパターンを作成する際に役立つ資格
- 洋裁技術検定:洋裁の技術レベルを証明する資格
上記以外に、海外取引先とのやり取りが多い外資系アパレルブランドの場合は英語力が求められるため、英語検定の取得も有効です。
ただし、資格はあくまでもスキルや知識の証明であり、経験や実力が求められる業界ですので、資格取得だけにこだわらず、実務経験やスキルアップにも取り組むことが大切です。
外資系アパレルブランドのパタンナーの仕事内容
外資系アパレルブランドのパタンナーの具体的な仕事内容は、下記の通りです。
パターン作成
パタンナーのメインの仕事は、デザイン画をもとにパターンを作成することです。デザイナーのイメージ通りのシルエットを、平面から立体におこして設計図に仕上げます。
一般的に、パターン作成には平面製図法と立体裁断法があり、正確なパターン作成にはミリ単位での調整が求められます。
トワル(仮縫いサンプル)作成
パターンをもとに、実際の生地を使って「トワル」と呼ばれる仮縫いサンプルを作成する仕事です。
できあがったトワルは、トルソー(胴体部分のみの人型のツール)にあわせてチェックし、デザイナーと共に細かい修正を加えていきます。
縫製・裁断指示
トワルをもとに「マスターパターン」を完成させたら、サンプルの作成を工場などに依頼します。試作品を生産するための縫製・裁断指示書を作成します。
サンプルチェック
できあがったサンプルのチェックや修正を行います。完成後、展示会へ出品します。
グレーディング(量産用パターン)作成
量産が決定した場合は、「グレーディング」というサイズ展開用の複数のパターンを作成します。型紙作成やサイズ展開には、パタンナー用のCAD(Computer Aided Design)を使用することもあります。
チームマネジメント
パタンナーの経験や実績を積んだ後、チームリーダーとしてパタンナーの指導やチームの進捗管理、品質管理などを担当することもあります。
外資系アパレルブランドのパタンナーに求められるスキル・知識
外資系アパレルブランドのパタンナーに求められるスキル・知識は、以下の通りです。
パターンメーキングの知識
縫製に必要なパターンの作成・修正を行うため、基礎的なパターンメーキングの知識が必要です。
CADソフトのスキル
パターン作成にはCADソフトが必須です。基本的な操作をはじめ、正確かつ迅速にパターンを作成するスキルが求められます。
アパレルデザインの知識
デザイナーの意図を理解するため、アパレルデザインに関する知識が必要です。
コミュニケーション能力
デザイナーや工場スタッフなど円滑に仕事を進めるための、コミュニケーション能力が求められます。
品質管理のスキル
縫製のクオリティを維持するための、技術力や目利き力といった品質管理のスキルが必要です。
外資系アパレルブランドのパタンナーが向いている人
外資系アパレルブランドのパタンナーが向いている人の特徴は、次の通りです。
- 細かい作業が得意な人
- ファッションに興味がある人
- コミュニケーション能力が高い人
測定やパターン作成には、正確性が求められます。細かい作業を集中して行える人には向いている仕事といえます。
日々変化するファッションの傾向や、トレンドの技術についての知識が必要です。日頃からファッション・アパレルに関心がある人であれば、情報収集や学習も積極的に行いやすいでしょう。
また、パタンナーの仕事は一人で完結させるのではなく、デザイナーや製造スタッフとのやり取りを通してチームで仕上げるものです。コミュニケーションを取りながら、円滑に仕事を進められる人が活躍しやすい仕事です。
おわりに:外資系アパレルブランドのパタンナーに転職するには、転職エージェントの活用がおすすめ!
外資系アパレルブランドのパタンナーは、中途採用からの転職を十分に目指せる仕事です。
ただし、求められるスキルや経験・語学力などのレベルも高い傾向にあるため、確実に転職の成功を狙うのであれば、信頼できる転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントは、求人案件の紹介だけでなく、外資系アパレルブランドの文化や仕事の特徴、必要なスキルや資格などにも精通しており、自分に合った求人を見つけやすくなります。
外資系アパレルブランドへの転職でおすすめの転職エージェントについては、以下の記事もあわせてご覧ください。