外資系企業で活躍できるのはこんな人!外資系に向いている人・向かない人12個の特徴
外資系企業で働いてみたい。でも、自分に適性があるかどうか気になっていませんか?
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目次
外資系企業で働きたい!と考えている方の中には、自分に外資系企業で働く適性があるのかどうか気になっている方も多いでしょう。文化が異なる環境であれば、向き・不向きは大きく変わってくるはずです。
向き・不向きを知らずに転職を決意してからでは遅い場合もありますので、自分の適性があるのかどうかをよく確認し、将来の道を判断する材料にしてみてください。
外資系と日系企業の違い・イメージ
日系企業・外資系企業と聞いたとき、それぞれに対して抱くイメージにはどのような違いがあるでしょうか。
日系企業に対するイメージとしては、飲みニケーションなどの言葉がある通り、仕事とプライベートを分けずに働くことや、成果は従業員と会社が一体となって上げていくものというイメージを抱いている方も多いはず。
対して外資系企業の場合は、成果主義で個人主義。個人に与えられている責任が明確なので連帯責任という概念はなく、さらに仕事とプライベートは分けるものというイメージがあるのではないでしょうか。
外資系企業とは…?をおさらいしたい方はまずはこちらの記事からどうぞ。
次の章で外資系企業はこんな人に向いているという特徴を挙げていきますので、自分に当てはまるかどうか確認してみてください。
こんな人に向いている
外資系企業で働くことを考えたとき、どのような特徴があれば向いていると考えられるのか、その特徴をまとめてみました。
語学力
外資系企業で実力を試したいと思っているのであれば、語学力は必須と言っても過言ではないでしょう。
外資系企業の場合、上司や同僚が日本人である割合によって英語や他の言語を使わなくていい場合もありますが、昇進していくことを考えたときに海外チームや海外にいる役員などと十分に折衝ができるようなネイティブレベルの語学力が必要になります。
役職を持つことを考えるのであれば、現在の語学力には自身がなくとも、スキルアップに前向きな方が向いているといえるでしょう。
また語学力に自信がないことが原因で積極的に自分自身の意見が主張できなかったり、相手の言っていることが大まかにしか理解できない、もしくは理解したつもりで勘違いしていたなどという状況が続くと業務そのものに支障をきたします。
後に部下を持つようなチームを運営する場合、取り掛かっているビジネスや運営上の内容だけでなく部下のメンタル管理や今後の相談などにも乗れるような語学力を求められるようになるということも念頭においておきましょう。
常にスキルアップ
外資系企業は、優秀な方を採るために高収入を提示しています。優秀な人の集まる状態を作っているため、スキルアップを怠れば求められる成果を上げることができずに、退職しなければならなくなる場合も多いのです。
日系企業でも、もちろんスキルアップしていくことは重要です。しかし、よほどの経営危機に陥らない限り解雇はないというのが一般的。
そのため、外資系企業のように常にスキルアップしないと雇用を守れないことはほとんどありません。
クビにならないためにスキルアップするというような後ろ向きな考え方の方は、周りの意識の高さに萎縮してしまいます。自分はもっとできる!という向上心を常に持つことのできる人こそ外資系企業に向いています。
自分の意見を主張できる
外資系企業には、日系企業のように同じ民族ばかりがいる環境はありません。それぞれ違う文化を持った方が働いているため、どのようなことを考えているのかは言葉に出さないと伝わらないのが普通です。
そのため、どのような立場であっても自分の意見をしっかり持ち、主張できることが求められます。何も伝えなければ、意見のない人とみなされてしまうため、重要なポストに就く可能性は低くなるでしょう。
しっかり自分の意見を主張して周囲とのコミュニケーションをとっていける方が外資系企業に向いているといえます。
日本人に実に多い、人の意見に常に流されてヘラヘラする、なんとなく日和見主義的な空気感で仕事をすることが外資系企業において自殺行為であることを知っておきましょう。
フレキシブルに対応できる
日本では「失敗をするな」といわれるのが一般的ですが、外資系企業の場合、失敗しない完璧さよりもリカバリーする力があるかどうかが重視されます。
何らかの問題が起こったときにもフレキシブルに対応できる力を持っていれば、失敗してしまったとしても次につなげることができると考えられているのです。
問題を経験すれば、それだけ対処法を身につけるわけですから、頼りがいのある人材に育ってくれます。このような考え方の違いで、失敗を恐れるよりもフレキシブルさを鍛える方が外資系企業では役立てるでしょう。
外資系企業では日本人だけでなく、さまざまな国籍、宗教観、幸福感、キャリアに関する考え方を持っている人が集まっています。
それは日系企業とは段違いと思って良いでしょう。そのような環境で、常に自分自身を持ち続けるためには、フレキシブルな考え方を持っていることが不可欠と言えます。
上司への気遣い
ドラマや映画のイメージからか、ごますり文化が横行する日本企業に比べ、外資系企業では思ったことを何でも口にしてよく、風通しの良い環境であると思っている方が一定数いらっしゃいます。
しかし、実態はそのイメージの真逆と言っても良いでしょう。外資系企業では上司の命令は絶対という文化ですので、日本人でもびっくりするほど上司へ気遣いするのが一般的です。上司に気に入られなければ、働きにくい環境を自ら招くことになります。
何が好きなのか、どういった対応を嫌がるのか、仕事の進め方の好み、嫌いな人物などさまざまなことを知っておいて先回りすることが求められます。
すべては自分が働きやすい環境を作るためと考えて、気配りをストレスに感じない人材が外資系企業に向いています。
外資系企業における気遣いは「揉み手」ではありません。どのように自分が動けば、上司の仕事がしやすいかを瞬時に考えて行動できる俊敏さです。
アピール
外資系企業では自分の意見を主張することもそうですが、出世にアピール力が関係することも珍しくありません。積極的であることを表現するために、自分の実績をアピールするようにしましょう。
何もいわずに仕事をしていると、「仕事はきちんとやっているが積極性がない」と判断されてしまいます。謙虚を重んじるのは日系企業だけと考えて、どんどんアピールをしていきましょう。
実力で勝負
外資系企業では常に実力での勝負が当たり前です。年齢が上か下かは関係ありません。そのため、若くても抜擢してくれる企業がいいという実力主義の方にはピッタリの環境です。
性別も関係なく、実力を磨き続ければどんどん出世していくことができますので、能力を試したいと感じている方は外資系企業をおすすめします。
自分自身をマネジメント
成果主義で個人主義の外資系企業では、自分自身をマネジメントすることが大切だと考えられています。服装や体型についても、自分自身のマネジメントの範疇だと捉えられることがほとんど。
すべてのことを人からいわれて動くのではなく、自分で管理して動く方が楽と思える方は外資系企業に向いているといえるでしょう。
こんな人には向いていない
ここからは逆に外資系企業に向いていない特徴についてご紹介します。
保守的・受け身
外資系企業にとってNGなのが、保守的で受け身な言動です。主張やアピール、積極性が重視される外資系企業では、その真反対にいる保守的で受け身な人材は不要とみなされる可能性が高いといえるでしょう。
安定を求める
外資系企業は成果主義であるため、一定の成果を上げていなければ安定はありません。また、フレキシブルさを重んじる考え方のため、変化の多い環境であることは確かです。
安定を求める方は、年功序列・終身雇用などの制度をまだ持っている日系企業の方が向いているといえるでしょう。
指示をもらって働きたい
受け身とも同義ですが、指示をもらって働きたい方は外資系企業に向きません。積極的に自分で仕事を取りに行く、あるいは仕事を作るような人材でなければ、生き残っていくことは難しいでしょう。
将来は管理者としてゆっくり働きたい
日系企業でも年功序列の企業の場合、管理者になれば楽ができる場合もあります。部下にすべてを任せて、自分は判断だけ下すという働き方は年功序列の制度があればできていました。
しかし外資系企業や成果主義に切り替わってきている日系企業では、プレイングマネージャーが求められており、自分でも成果を出しながら部下のマネジメントをするのが当たり前です。
ゆっくり働きたいと考えている方は、外資系企業を転職先として考えない方がよいでしょう。とはいえ、どの外資系企業も同じような働き方をするわけではありませんから、まずは気になる企業情報を入手したり、そもそも外資系企業に向いているのかなどを確認しておく必要があります。外資系企業に強い転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
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バイリンガルは外資系企業に向いている?
外資系企業への転職を目指しているバイリンガルの方の中には、ご自身の語学力を活かしたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
バイリンガルとは、2つの母語が話せるか、2つの言語を自在に使いこなせる人を指します。
外資系企業や日系グローバル企業では、英語を話せるバイリンガル人材は引き続き需要の高い存在です。TOEICのスコアが700点台であれば、外資系企業や日系グローバル企業の一般的な職種に向いているといえます。
外資系企業や日系グローバル企業では、同僚や上司、取引先とのコミュニケーションが英語で行われることが多く、英語力はやはり必須です。
英語力の求められるレベルは、企業やポジションによって異なります。マネージャー以上の職位など外国籍の経営幹部とのやり取りが必要なポジション、英語での会議や海外本社との連携の際には、高い英語スキルが求められます。また、クライアントが外国籍の場合も、同様に高いスキルが必要です。
近年は英語だけでなく、中国語をビジネスレベルで使いこなせる人材も求められています。バイリンガルやトリリンガルの能力は、企業にとって国際的な展開やグローバルなビジネス環境での成功に不可欠といえます。
特に、多言語を話せるだけでなく、異文化を理解し、円滑なコミュニケーションを図る能力のある人は重宝されるでしょう。
バイリンガルとして外資系企業に転職を考える場合、自身の語学力を客観的に評価し、必要なスキルを磨くことが重要です。
実は知られていない外資系企業の特徴
ここまで読んでみて、「自分こそ外資系企業で勤めるべき存在だ!」と自信を新たにした方もいらっしゃる一方で、「自分は外資系企業に向いていない…」としょげてしまった方も決して少なくないのではないかと思います。
外資系企業での勤務には日系企業での勤務の数倍向き不向きがあるので、この時点で完全に自身を失ってしまうほど外資系企業に適性がないと感じる場合には、日系企業の中から転職先を探して自分に適したキャリアの磨き方をしていくのもひとつの方法です。
ただし、「ちょっと自信がないけれど、チャレンジしてみたい気持ちは変わらない…」と感じた方は、立ち止まらずにもう一歩外資系企業について知ることで大きくキャリアの幅を広げられる可能性があります。
一括りに外資系企業と言っても、そこにはさまざまなジャンルの業界、職種が存在し、特有の雰囲気や社風があります。
実力主義で結果主義であるという根幹は大きく変わらずとも、企業によってはより働き方の自由度が高かったり、個人プレーにこだわらずチームでの連携を大切にしているようなところもあります。一部の外資系企業をイメージして立ち止まってしまってはもったいないのです。
イメージ通りのアメリカ系企業
外資系企業という言葉をイメージした際に多くの方が想像するのが今のようなアメリカ企業です。
- プロクター・アンド・ギャンブル
- ジョンソン・アンド・ジョンソン
- 日本マイクロソフト
- 日本IBM
これらの企業は自分の達成度が数字であらわされ、毎年その成績によってポジションや給与が決定するという「いかにも外資系企業」というスタイルの企業です。
日々のノルマや業務内容もタフであるからこそ受け取る給与の水準も高く、クビと昇進が隣り合わせの環境であることが多いのが特徴です。
外資系企業のイメージとは異なるヨーロッパ系企業
外資系企業のイメージを作っているアメリカ系企業と打って変わって、ヨーロッパ系企業は安定していてゆったりとしている傾向にあります。以下のような企業がヨーロッパ系企業の一例です。
- ユニリーバ・ジャパン
- ネスレ日本
- LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトングループ)
- 日本ロレアル
ヨーロッパ系企業は、アメリカ系企業と比較しても家族第一、社員の心身の健康第一という特徴があります。
勤務時間もアメリカ系企業に比べると短めである傾向にあり、チームで協力し合うような働き方が重要視されているケースも多く見られます。一方でダイナミックな金額の給与を受け取れるような人はごく一部の上層部にとどまるという難点もあります。
固定観念を取り払って可能性を広げよう!
以上ご紹介したのは外資系企業の中でもごく一部の例です。社風はアメリカ系企業、ヨーロッパ系企業で大きく異なり、働き方や給与にはそれぞれ大きな違いがあります。
自分の目指す方向性に見合った外資系企業があるのかどうかをしっかりと見極めることが何よりも大切となることがおわかりいただけたかと思います。
自分では適性があるかわからないという方は…
記事をここまで読んで、外資系企業で活躍できる人と、そうでない人の特徴がだいたいおわかりいただけたのではないかと思います。
日系企業とは違い、向いていない人にとっては大変苦痛な環境であることに加え、苦痛に感じながら成績が出せずにいれば問答無用で職を失うことにつながりかねない環境であることも外資系企業の特徴です。
ここまでの12個の特徴の中で、どれだけ該当しましたか?もし「外資系企業に向いている」という要素のほうが圧倒的に「外資系企業に向いていない」という要素よりも上回った場合にはぜひともトライしてみるべきです。
また「外資系企業には向いていない」という要素が多く見受けられ不安に感じている方は今一度立ち止まって自分の適性を考え直してみたり、適性ではなく努力で打ち勝てるような人物を目指すという方法もあります。
もし「外資系企業に向いている」という要素が圧倒的に上回っていて、それでもなお「本当に自分は外資系企業でやっていけるだろうか…」という不安要素が残る方は、転職エージェントをはじめとした転職のプロフェッショナルに相談をしてみましょう。
転職エージェントは転職の案件を取り扱うだけではなく、相談者にとってもっとも有益となるキャリアの方向性を示してくれる存在でもあるので心強いですよ。
とくに外資系企業への転職を志望されている場合には、勢いだけで転職を決めてしまうと後戻りできない場合もあります。不安要素を残したまま勢いで転職してしまうようなことのないように、専門家に相談した上で納得の行く答えを出すように努めましょう。
おわりに
実際に働いてみたことがなければわからないことも多い、外資系企業の特徴をご紹介しました。今まで勤めてきた日系企業との違いを事前に知っておけば、転職してから後悔することもなくなるはずです。
「向いている・向いていない」12の特徴で自分は何に当てはまるのか、検証した上で転職先の候補を絞り込むようにしましょう。
もし外資系企業で活躍したいと思っているのであれば、ご紹介した、向いている人の特徴を参考に、仕事への姿勢を変えることから始めてみることをおすすめします。
転職を決意したら、経験豊富で成果にコミットする「アズール&カンパニー」のような転職エージェントが安心できる味方になるでしょう。
監修者コメント
私は前職の航空会社で外資系航空会社の共同運送便に出向した経験があります。同じ業界でもプロシージャや考え方が全く違うことを思い出しました。自分に向いている、向いていないという結論は意外に難しいということです。当初は日系の航空会社の方がいいと思いながら仕事をしていましたが、現地に住み、互いの理解を深めることや自分の「努力」「忍耐」「成長」を感じ始めると『慣れ』が生じ、順応できました。これは人のよって感じ方が異なるとは思いますが、ベースに仕事そのものが好きであるということと、少しの「野心」があったと回顧しています。向いている仕事はある程度、自分で寄せていけるものであり、その感覚が想起できるとよいですね。
この記事の監修者
キャリアコンサルタント
碇ともみ
東京出身。大学卒業後、日本航空株式会社に客室乗務員として入社。
23年4ヶ月の在職中には、国内線・国際線・外資系航空会社共同運送便乗務経験・新人教育グループ・フライトインストラクターを歴任。
退社後、『T’s Tips Company』を設立し、本格的にキャリアコンサルタントとして、就職支援やキャリア形成支援を行う。また大学院にて経営学を学び、人的資源管理にも興味を持つようになる。
現在は複数の大学で非常勤講師に就き、キャリア教育や経営学にも研究の場を広げている。さらに関係構築力やホスピタリティなど多彩な分野での講演や、論文・書籍の執筆活動にも注力している。著書には、スマート勉強法、受かる就活女子レッスン、幸せつかむ女子力UP術などがある。
―保有資格
経営管理修士・MBA、2級キャリアコンサルティング技能士、国家資格キャリアコンサルタント登録、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、ジョブカード作成アドバイザー、メンタル心理カウンセラー、メンタルヘルス・マネジメントⅡ種(ラインケアコース)、メンタルヘルス・マネジメントⅢ種(セルフケアコース)、サービス接遇検定1級、ビジネス実務マナ-検定1級、秘書技能検定1級、日本キャリアデザイン能力検定1級、唎酒師、コーヒー&ティーアドバイザー、食生活アドバイザー2級
碇ともみオフィシャルホームページ: https://ikaritomomi.com/