外資系アウトドアブランドのアパレルMD職やデジタルマーケティング職に転職するには? 仕事内容や年収・待遇、求められるスキル、求人・中途採用情報、口コミ
外資系企業への転職を検討している方の中には、具体的な業務内容や待遇がイメージできずに足踏みされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、外資系アウトドアブランドのアパレルMD職やデジタルマーケティング職のポジションに転職した場合を例に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
- 1 外資系アウトドアブランドとは?
- 2 外資系アウトドアブランドのアパレルMDの主な業務内容
- 3 外資系アウトドアブランドのMDの年収・待遇
- 4 外資系アウトドアブランドのMDに求められるスキルとは?
- 5 外資系アウトドアブランドのデジタルマーケティング職の主な業務内容
- 6 デジタルマーケティングスペシャリストの年収・待遇
- 7 外資系アウトドアブランドのデジタルマーケティングスペシャリストに求められるスキルとは?
- 8 外資系アウトドアブランドのアパレルMD職やデジタルマーケティング職の転職難易度
- 9 外資系アウトドアブランドのアパレルMD職やデジタルマーケティング職の口コミ・評判・体験談
- 10 おわりに:外資系企業の中途採用なら転職エージェントに頼ると効率◎
外資系アウトドアブランドとは?
外資系アウトドアブランドと聞いた時に思いつくブランドはいくつありますか?転職活動は新卒の就職活動時同様、企業研究をしないことには前進しません。競合他社や業界でのポジションなども網羅しておけば、面接の際にもより具体的な話ができるでしょう。それでは早速外資系アウトドアブランドをいくつかご紹介します。
Columbia(コロンビア)
Columbiaは1938年にアメリカ・オレゴンで誕生したブランドです。
当初は小さな帽子問屋としてそのビジネスをスタートさせました。1960年代から自社製品の展開をはじめ、現在ではアメリカを代表するアウトドアメーカーにまで発展しました。
「完璧を超える」というモットーのもとに作られた革新的なアウトドアアイテムは、世界中に愛用者を持っています。
Patagonia(パタゴニア)
Patagoniaは、1973年にアメリカで誕生したアウトドアブランドです。当初は自分たちが使うクライミング・ギアを作るブランドとして誕生しました。
現在も登山用品をメインとしており、他にもスキー、スノーボード、サーフィンなどに使用するプロダクトを展開しています。「自然と一体になる瞬間」を大切にしており、シンプルかつ実用的な製品には熱烈な愛用者も多数います。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
THE NORTH FACEは、1966年にアメリカ・サンフランシスコで誕生したアウトドアブランドです。
スリーピングバッグが爆発的にヒットしたことから世界中に知られるブランドとなり、世界初のドーム型テントの開発をしたことでも有名です。現在ではアウトドアブランドとしてのポジションだけではなく、ファッションとして取り入れるブランドとしても知られるようになりました。
外資系アウトドアブランドは比較的身近で、外出先やショッピングモールでブランド名を目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
外資系アウトドアブランドのアパレルMDの主な業務内容
次に、外資系アウトドアブランドのMD(マーチャンダイザー)の業務内容について説明します。
前提として、このポジションにおいては日本市場でのTシャツやソックス、インソールやバッグといったアパレルグッズのカテゴリーの新規商品開発業務を任されることとなります。
- 業界・市場のトレンド調査・分析
- アパレルグッズの全体ライン計画の立案作成・商品リストの作成
- 商品コンセプト、デザインの策定
- サンプル商品の制作と管理
- 本社、展示会、取引先への商品プレゼンテーション
- SKUマネジメント・価格戦略の策定
上記のような幅広い業務を担当していくポジションです。
転職エージェントの取引実績は下記に掲載されていました。
スポーツメーカー・アウトドアブランドのMD職の中途採用・求人特集 業界動向や想定年収などを解説 | 外資系企業、消費財業界の転職・求人なら ー アズール&カンパニー
外資系アウトドアブランドのMDの年収・待遇
さまざまなことを立案し、管理まで担当する外資系アウトドアブランドのアパレルMDですが、気になる待遇はどのようなものなのでしょうか。早速ご紹介します。
- 正社員での雇用
- 年収の目安は600万~700万円
- 各種社会保険完備
- 交通費全額支給
- 社内イベント参加可
- 完全週休2日制(土・日)
- 慶弔休暇あり
- 年間休日:121日
日系企業並の福利厚生が完備されており、収入に関してもスタート時としてはまずまずといったところでしょうか。
外資系アウトドアブランドのMDに求められるスキルとは?
収入と福利厚生のバランスも良く、年間休日も安心の121日という環境に転職するために必要とされるスキルはどのようなものかも知っておきましょう。
- アパレルブランドでのアパレル・アクセサリーの商品開発経験(5年以上)
- アパレル・アクセサリーの輸入・関税業務経験
- ビジネスレベルの英語
- PCスキル(Word, PPT, Excel)
- アウトドア・スポーツ業界での就業経験尚可
- アパレルMD経験尚可
- コミュニケーション能力が高く、物事をロジカルに考える事ができること
- 柔軟性が高く、好奇心旺盛で、協調性が高いこと
- オーナーシップを持ち、責任を持って業務に取り組めること
- フットワークの軽さがあること
これまでのアパレル業務経験が十分にある方で、なおかつ英語でのコミュニケーションやフットワークの軽さに自信のある方は問題なく挑戦できる職種です。
外資系アウトドアブランドのデジタルマーケティング職の主な業務内容
つづいて、外資系アウトドアブランドの「デジタルマーケティングスペシャリスト」を例にとって、どのような業務に携わっていくのか見ていきましょう。
1.デジタルマーケティングスーパーバイザーのサポート業務
昨今ではLINEやInstagramをはじめとしたさまざまなSNSコンテンツの運用が各社欠かせないものとなりました。これらのツールを使用してSNSコンテンツの制作、本国からの指示に沿った翻訳、配信などもスペシャリストとしてサポートしていきます。
2.SNS配信したコンテンツに関するレポーティング
配信したコンテンツがどのような消費者に受け取られ、どのような効果があったかをデータとして管理するのもデジタルマーケティング部署の重要な業務です。それらのレポーティングに必要となるデータの収集、管理、そして資料化も業務の一環として行います。
3.競合ブランドの情報収集
競合ブランドがどのようなデジタルコンテンツを配信し、効果を得ているかを調査することで、有効に自社のSNSを運用することができるようになりますので、他社の情報収集も重要な業務です。
4.予算管理
部署の予算を管理することもスペシャリストの業務となります。スーパーバイザーが予算に関して知りたい時に、すぐに現状をチェックできるような状態を保持することが欠かせません。
5.インフルエンサーに関する業務
著名人などを対象として、インフルエンサーとして活動してもらうためのリレーション構築、製品提供、イベント開催などもデジタルマーケティング部署の業務となりますので、スムーズに進むようにフォローすることが求められます。
デジタルマーケティングスペシャリストの年収・待遇
正社員雇用である場合、年収で450万~600万円程度が想定されます。また社会保険や産前産後休暇をはじめとして福利厚生も充実している場合が多いようです。
外資系アウトドアブランドのデジタルマーケティングスペシャリストに求められるスキルとは?
デジタルマーケティングスペシャリストとして従事するには、インフルエンサーとは何であるか、どのような効果を持つかといった基礎的な部分はすでに理解している必要があります。
特に、他業種でもインフルエンサー施策やSNSコンテンツ制作・企画・運用の経験がある方が優遇されることが多いようです。
デジタルマーケティングという専門分野を担当することになるので、マーケティングの知識、そして特にデジタル分野に特化した知識・センス・経験があることも重要視されます。
ただし、もしこれまでそのような経験が直接的になかったとしてもHTMLやCSSの読み書きなどのスキルがある場合にはアピールできるかもしれません。
また外資系企業の中でも、デジタルマーケティングは本国とのやり取りが比較的多い部署と言えますので、ビジネスレベルで英会話(読み書きを含む)ができる方は採用対象として優先されます。
外資系アウトドアブランドのアパレルMD職やデジタルマーケティング職の転職難易度
先述の通り、アパレルMD職は、市場のニーズを理解したうえでブランド価値を高める商品の開発を進めていく仕事です。
分析能力、数値をもとにしたロジカルな思考、関係各所との調整能力、プロジェクトの推進力・協調性など、幅広い能力が求められます。
ものづくりに精通していることはもちろん、外資系企業の場合、管理職クラスになるとビジネスレベルの英語も必須となる傾向が高いため、転職難易度は非常に高いポジションであるといえます。
また、デジタルマーケティングスペシャリストは、デジタル分野での豊富なマーケティング知識や経験が求められます。
デジタルマーケティングスペシャリストの業務の特性上、他の部署以上に本社とのやり取りが多いということもあり、ビジネスレベルの英語力と高いコミュニケーション能力が必要であるため、こちらも難易度はかなり高めです。
外資系アウトドアブランドのアパレルMD職やデジタルマーケティング職の口コミ・評判・体験談
該当のポジション名とはやや異なりますが、外資系アウトドアブランドの「商品開発」「Webマーケティング」などの仕事の口コミをいくつかご紹介します。
30代女性・商品企画(コロンビア)
ワークライフバランスが良いのが、この会社で働くメリットだと思います。残業は少なめで、サービス残業などはほぼありません。副業についても柔軟で、趣味を活かしてダブルワークをしている人もいます。
20代男性・マーチャンダイザー(ザ・ノース・フェイス/運営会社ゴールドウィン)
福利厚生などがしっかりしている会社です。繁忙期以外は基本的に残業が少なく、生活リズムが整えやすいです。コンプライアンスも整備されており、業務改善などのアクションが早いです。
20代男性・商品企画(ザ・ノース・フェイス/運営会社ゴールドウィン)
社内ブランドの商品を安く買うことができます。スポーツや服が好きな人には手厚い福利厚生だと思います。また、海外留学支援制度やTOEIC受験補助、繊維関係の資格の習得も支援してくれます。運動会など部署を超えた交流も盛んです。クラブ活動も野球、サッカー、登山などいろいろあります。
20代女性・Webマーケティング(コロンビア)
有給を取得しやすい雰囲気で、会社としても積極的に消化を推奨する風潮にあります。職場の雰囲気や人が良いこともあり、子どもの体調不良などでもすぐに帰れることが多いです。テレワークを取り入れたハイブリッド型が取り入れられており、部内で調整すれば割と自由にスケジュールが組めます。
年齢非公開・女性・マーケティング(コロンビア)
アウトドアブランドの一つとして、多くの商品やフィールドに携われることはやりがいを感じます。大きく業界を牽引しているブランドも多いため、「後に続け」という気持ちも大きいです。ただ、キャリア開発のための会社からの投資は少ないように思います。
おわりに:外資系企業の中途採用なら転職エージェントに頼ると効率◎
外資系企業への転職は日系企業に比べ難しい印象があるかもしれませんが、的確なアドバイスと転職成功へ導くスキルを持った転職エージェントの存在を味方につけることができれば、希望している職種への転職も遠くはありません。
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