キャリアチェンジで成功を掴み取るためにしておくべき4個の準備
人気企業・大手企業の転職には、利用者の10人に6人は内定する転職エージェント経由がおすすめです。
人気企業では応募者が殺到して優秀者な方が埋もれてしまうため、求人を非公開にして転職エージェント経由で募集する傾向があります。
人気企業・大手企業で年収アップしたい…という方は、転職エージェントに登録して相談してみるのをおすすめします。
目次
人生100年時代といわれる昨今、ほとんどの人にとって生涯で働く期間はこれまでより長くなるということは言うまでもありません。
それに伴い、従来は数回で済んでいた転職の回数が今後増えていくことが予想されます。自分の思い描く理想の人生を歩むためにも、転職ではしっかり成功を掴めるようにしておきたいもの。
そんなときにヒントとなってくれる、転職成功に必要な4個の準備をご紹介します。どのような準備を進めていけば納得のいく転職ができるのか、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアチェンジかキャリアアップかよく考えて決断しよう
転職を考えるときに、2つの道があります。1つはキャリアアップ、そしてもう1つがキャリアチェンジです。キャリアアップはこれまでの経験や知識がそのまま使えて、さらに飛躍できる道。
いわゆるスペシャリスト、あるいは マネージャークラスになる転職などが一例です。一方キャリアチェンジをする場合、これまでの経験や知識がそのまま使えるわけではないですが、経験を応用して別のキャリアを育てられます。
例えば、業種あるいは職種が違う業務、もしくは海外への転職、外資系企業などバックグラウンドの違う企業で働くということも含めて、違う環境を選ぶことを指すケースが多いです。
転職と聞くと、たいていの方がキャリアアップを考えるかもしれませんが、今後のキャリアに広がりを持たせたい、あるいは入社当時と自分のやりたいことが変わってきたということであれば、キャリアチェンジを視野に入れて考えることも重要になってきます。
周りに流されず、自分の将来を考えたときにどちらの転職が理想に近づけるのか、よく考えてから決断してみてください。
キャリアチェンジ成功のためにしておくべき4個の準備
キャリアアップ転職の場合は仕事が大幅に変わらず所属する企業が変わるだけというケースが多いため、その業界の中でどうしてその企業を選ぶのか、前職を辞めた原因は何かということが相手先企業に伝わるように準備すれば問題ありません。
しかしキャリアチェンジの転職では、なぜ今のタイミングでキャリアチェンジをするのか、何のためにするのか、そしてなぜこの仕事なのかなどの質問に対して明確な答えを持っている必要があります。
なぜならば、転職で入社してくる社員に対して企業は「即戦力となれる人材」であることを強く求める傾向にあるからです。
企業側が中長期的に考えて特に伸びしろのある人材だと確信しない限り、業務のイロハから学ぶ必要のある未経験者よりも、これまで経験があり業務に取り掛かってもらえる業務経験者を採用したいというのが本音ではあります。
仕事で成長していく流れとしては、仕事を覚えて、業績を上げられるようになり、そこから自分ならではの手法を作り上げて他の人に広めていくという風にスキルアップしていくケースが多いです。
経験者の場合は仕事を覚える期間を飛ばして業績アップ、あるいは手法の構築からスタートできることがほとんどで、経験者を採用する企業はそれを狙って採用しています。
しかし、キャリアチェンジで転職してきた人は、仕事を覚えるところからスタートとなるのです。新たな手法を編み出すタイミングで、別業種・職種の経験を生かした革新的なものを作り出せる期待がなければ、採用への道は閉ざされてしまいます。
キャリアチェンジ転職の場合はキャリアアップ転職よりも、「企業にとって、自分を採用するメリットは何か」を明確に説明できなければなりません。下記にご紹介する準備を参考に、進めてみてください。
キャリアチェンジをする目的を明確にする
まずは、キャリアチェンジする目的を明確にしましょう。自分の叶えたいキャリアパスのために、絶対キャリアチェンジが必要なのだという根拠を伝える必要があります。そのためには下記質問に答えられるように準備を行ってください。
「何のためにキャリアチェンジをするのか?」
この業界や職種に興味を持ったというだけでは、先程お伝えした企業が採用するメリットを十分に満たしているとは思ってもらえません。
ただの興味本位ではなく、真剣に考えた上でのキャリアチェンジであることを企業側に印象づけられる質問です。
自分の経験やスキルを棚卸しする
まったくの未経験業種や職種にキャリアチェンジする場合でも、経験やスキルを応用できる場合は多いです。
そのままのスキルや経験をアピールするのではなく、「こんな部分がこの仕事に生かせる」という具体的なアピールを行いましょう。そのためには、下記質問に答えられるように準備してください。
「そのキャリアで生かせる自分の経験やスキルは何か?」
「同業界・同職種の経験を持っていないからこそ生かせる自分の経験やスキルは何か?」
同業界・同職種の経験がないからこそ、魅力を発揮できるものもあります。同業種や職種から転職した場合、その業種や職種では無意識の枠組みにとらわれてしまうことが多いです。
しかし、異業種・職種から来た方であれば既成概念にとらわれないアイデアが出てくることも期待できます。
また、これまでの経験やスキルがその業種・職種のどんな仕事や分野で生かせるのか、アピールできるポイントをまとめて伝えるようにしましょう。
キャリアチェンジの選択肢を調べる
自分の理想とするキャリアを実現するためには、希望する企業に転職するというキャリアチェンジ以外にも、選択肢があるはずです。
同じ転職でも、あえて違う業界へ移る理由が何であるかを説明できなければ、キャリアチェンジする本気度を企業に伝えることはできません。下記の質問に答えられるように準備を行い、熱意を伝えましょう。
「それは本当にキャリアチェンジでしか成しえないのか?」
「(夢へのたどり着き方は他にもあるが)他の方法を選択しない理由は何か?」
叶えたいキャリアがどのようなものかにもよりますが、自分で起業することや仕事をしながらスクールに通って技術を身に付けるなど、キャリアチェンジ以外にもできることはたくさんあります。
他の方法を模索し、検討した上でこの道を選んだのかどうかで、その人のキャリアに対する考え方や実現に向けた熱意などを判断できます。
キャリアチェンジという選択肢を取った理由によっても、しっかり検討した上のことなのかが判断できるため、必ず採用者が聞きたい項目といえます。
キャリアチェンジのタイミングを考える
これまでの業務を継続するのではなく、新たな環境・業務でキャリアを進める選択をした理由や、今後実現したいキャリアパスにどのようにつなげたいかなどを説明した後には、下記の質問に答えることが重要となります。
「キャリアチェンジのタイミングを今にしたのはなぜか?なぜ今でなくてはならないのか?」
キャリアチェンジをするときに、企業側は「なぜ今のタイミングなのか」というポイントをとても気にします。
タイミングに理由がない場合は、年齢がキャリアチェンジの限界だから、単に辞めたかったから、前職の業種・職種が嫌になったからなどのマイナスな理由での転職希望であるケースも多いからです。
明確な理由と人生のプランに基づいて検討した結果、今のタイミングなのであれば、計画性や一貫性を感じることができます。
しかし、そうでない場合は採用しない方がよさそうだと捉えられる可能性が高いです。自分が企業の採用担当者であっても、「この人ならぜひ採用したい!」と感じられるかを検討しながら、質問に対する答えを準備してみるとよいでしょう。
外資系へのキャリアチェンジも考えてみよう
業種や職種以外に環境を変えるという意味で、現在日系企業に勤めている方が外資系へのキャリアチェンジを検討してみるのはよい方法とも言えます。
同じ業種であっても、外資系であれば日本人ばかりでない環境でともに切磋琢磨する機会にも恵まれ、プロジェクトを進めるスピード感もまた変わってくるでしょう。
また日系企業よりも個人に期待する成果も大きいので達成感にも繋がり、現在の業務に携わり続けるよりも視野が広がる可能性も大いにあります。
今後実現していきたいキャリアに近づくために必要な要素という視点で転職を検討してみると、外資系へのキャリアチェンジはぜひ考えておきたい選択肢でしょう。ぜひ一度真剣に検討してみてはいかがでしょうか。
おわりに
転職の1つの方法であるキャリアチェンジ。働く期間が長くなれば、さらに必要となってくる転職の方法であるといえるでしょう。
事前にキャリアチェンジを成功させるための準備4個を知っておき、自分のキャリアにどのような可能性があるのかを考え始めてみてはいかがでしょうか。
転職によって、キャリアのみならず人生観の幅も広がる可能性がありますよ!